平成28年2月26日 すべてはこの日からはじまりました。



加齢に伴う緑内障によって両目を失明していたうちの子は眼圧の上昇による症状の悪化を防ぐ意味で、房水の増加を抑制する手術を控えていました。

1月に前検査を済ませて2月には手術という段取りでした。

手術は全身麻酔を必要とします。

高齢犬の全身麻酔手術は賛否両論がありますが、臓器が麻酔に耐えうる状況で呼吸関係の管理が万全に整っている江別市の酪農学園大学附属動物医療センターさんでの手術なので、検査の結果次第で手術を行う予定でした。

この酪農学園大学附属動物医療センターさんはうちの子が幼少期に交通事故にあったとき、近所の動物病院さんからご紹介を受けて最高の整形外科手術をしていただいた大変信頼のできるところです。

2月26日午後から癲癇(てんかん)様の発作とともに自立ができなくなり急遽、近所の動物病院に駆け込みました。

加齢による主たる原因は脳障害との診断でした。

首が左側に大きく曲がり胴体と左眼が接触してしまうほどの捻転斜頸(ねんてんしゃけい)が強い状態です。

前庭疾患とほぼ同じ症状でしたが、奇声を発したり手足をばたつかせるなどの特異な症状も見られました。

自主的に食事をしたり水を飲んだりできない、いわゆる寝たきり状態となってしましました。

老犬介護の現実と創意工夫

何の前触れもなく突然に訪れた老犬介護について、失敗談やその失敗から学んだ様々な体験談などを、いつかは飼い主の皆さんにも訪れる老犬介護の現実についてお伝えし、少しでもお役に立てるようにその内容を綴ってゆきたいと思います。

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